ビタミンB6

ビタミンB6の基礎知識

ビタミンB6はたんぱく質を代謝する働きを持っており、別名ピリドキシンと呼ばれています。たんぱく質の摂取量がおおければ当然、分解するためにビタミンB6の摂取量も多くなくてはなりません。そのため日本でも欧米化が進む中、肉食が増えていることから、注目度が高まってきているビタミンです。たんぱく質は食べた後、体の中でビタミンB6によって一旦アミノ酸に分解されます。その後、再合成され人の体にあうたんぱく質として再合成されるのです。

ビタミンB6が欠乏すると

一般的にはビタミンB6は腸内細菌でも合成されることもあり欠乏することが少ないビタミンといわれています。しかし、長期間、抗生物質を服用していると腸内細菌の育成が妨げられ欠乏症を起こすことがありえます。このほか妊娠やピルの服用によってホルモンの関係で減少する場合があります。欠乏すると、口内炎や蕁麻疹、神経過敏、不眠症を引き起こすことがあります。また、妊娠中の場合、つわりがひどくなるなどの症状が出ることがあります。

ビタミンB6が多く含まれる食品

体内合成されることもあり意識的にビタミンB6を摂取する必要があるのは、主に妊婦の方でしょう。ビタミンB6が多く含まれるのは、玄米、鶏・豚レバー、などです。このほか魚介類のマグロ、イワシ、カツオ、サンマにも多く含まれています。妊娠中毒症などにお悩みの妊婦の方はビタミンB6を上手に補給することで症状を緩和できることも多いようです。

ビタミンB6記事一覧

ビタミンB6とB2の相互作用

それぞれのビタミンが協力し相互作用していることは有名です。特に密接にかかわっているもののひとつがビタミンB6とB2でしょう。ビタミンB2は、ビタミンB6を体内で活性型のB6にするために必要不可欠です。ビタミンB6をうまく作用させるためには、同時にビタミンB2を摂取しなければならないのです。ビタミンB...

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